「美容室に行くのが面倒…」
「コストを抑えたいから市販カラーでいいや」
そう思ってセルフカラーを続けていませんか？
確かに、市販のカラー剤はドラッグストアで手軽に買え、短時間で染まります。
しかし、その“手軽さ”が髪や頭皮にとっては危険な落とし穴になることもあるのです。
✅ 均一に染まらないリスク
市販カラー剤は「誰でも染まるように」強めの薬剤設定がされています。
ですが、髪の毛は根元・中間・毛先でダメージ具合や吸収率が全く違います。
その結果…
- 根元は明るく、毛先は暗く沈む
- 部分的にムラができる
- 毎回の色ブレで「なんとなく汚く見える」髪色に
というような仕上がりになってしまうことがあります。
✅ ダメージの蓄積が深刻！
市販カラー剤の多くはアルカリが強め＆放置時間も統一されておらず、
- 過剰なダメージが蓄積
- 髪がゴワつく、広がる
- 次回サロンカラーに影響する（色が入りにくくなる）
といった将来的なトラブルにもつながります。
✅ 頭皮トラブルのリスクも…
セルフカラーでは、頭皮に薬剤が直接べったりつくことが多く、
- かゆみ・赤み・ヒリヒリ
- アレルギーの原因
- 地肌の乾燥や炎症
などが起きるケースも珍しくありません。
✅ 市販カラーは“見た目の色”だけなら一時的に満足できますが、
髪の未来や健康、色のクオリティを考えるなら、プロに相談する価値あり！
リタッチとは？美容室でのカラー施術の中身
「リタッチってよく聞くけど、実際どういう施術なの？」
そんな疑問を持つ方も多いと思います。
リタッチは、カラーの“根元だけ”を染める技術ですが、実はとっても繊細で高度な施術なんです。
✅ リタッチの目的は「色のつなぎ」と「髪の保護」
髪は日々伸びていきます。
通常、カラーをしてから1ヶ月〜1ヶ月半ほど経つと、根元に地毛が1〜2cm程度見えてくる状態に。
この“地毛と染めた部分の境目”を目立たなくし、全体の色を整えるのがリタッチの役割です。
✅ 美容室のリタッチはここが違う！
- 根元だけに薬剤を正確に塗布
→ 毛先や中間には一切薬剤を乗せず、余計なダメージを与えません - 地毛の色・前回のカラー履歴に合わせて調合
→ 単に「ブラウンを乗せる」ではなく、色合わせの知識と経験が活きます - 薬剤のパワーもコントロール
→ 根元は新生毛なので、やや強めに。境目は弱めに…と緻密に調整されます - 塗布後のチェック・修正もプロ目線で
→ 浮き・ムラ・塗り残しがないか徹底確認！
✅ 実は「全体染め」より高度な技術が必要！
全体を一色で染めるよりも、“つなぎ”のカラーは色合わせ・塗布精度ともに高度。
そのため、カラーリストやカラーに強い美容室では、リタッチにこだわる技術者が多いのです。
✅ リタッチは“根元だけ”でも、仕上がり全体の印象を左右する重要な工程。
髪を傷めず、キレイをキープしたいなら、プロのリタッチがベストな選択です！
なぜリタッチだけでもプロに任せるのか？
「リタッチだけなら自分でやっても平気でしょ？」
実は、その“ちょっとした油断”が、髪全体の仕上がりと未来に大きく影響することもあります。
リタッチこそ、プロの技術がものを言う工程なんです。
✅ 1. 境目が自然で“染めた感”が出ない
セルフカラーではよくあるのが…
- 根元と中間の色が明らかに違う
- 境目がくっきり出てしまい、ツートンに見える
- 明るすぎて浮いて見える
美容室では、髪の履歴を見ながら自然なつなぎ色を作るので、
「どこを染めたのかわからないくらい自然な仕上がり」になります。
✅ 2. ダメージを最小限に抑えられる
市販のカラー剤は毛先までつけてしまいがちですが、
美容師は**「ダメージゼロで根元だけ染める」**ことが可能です。
これはプロの知識と塗布技術があるからこそ。
結果、毛先のツヤ感や柔らかさが長く保てるのです。
✅ 3. 色落ち・色ムラのリスクが少ない
「前回のカラーがピンク系だったけど、今回ブラウン…」
そんな時も、美容師なら
- 過去の色味やダメージを見極め
- 薬剤を調整し、ムラにならないよう色を整える
ことができます。
セルフで同じことを再現するのは、ほぼ不可能に近いのが現実です。
✅ 4. 実はコスパも悪くない！
「美容室＝高い」と思いがちですが、
リタッチメニューは意外とリーズナブル。
- 全体カラーより時間も薬剤も少ない
- 美容室によっては2,000〜4,000円台でできる場合も
- 結果的に髪のダメージを減らせて、トリートメント代が浮くことも！
セルフカラーとの違いを比較｜仕上がり・ダメージ・色持ち
「セルフカラーでもそれなりに染まるし、わざわざ美容室でリタッチしなくても…」
そんなふうに感じている方へ。
ここでは美容師目線で、セルフカラーと美容室リタッチの違いを“具体的に”比較してみましょう！
✅ ① 仕上がりの違い｜“自然なツヤ感”は美容室ならでは
項目セルフカラー美容室リタッチ色の均一感ムラが出やすい境目が自然でプロ仕上げツヤ・透明感ごわつきやすく、パサつきがちツヤ感が持続し、色もなじむ手触り固くなる、ひっかかるしっとり柔らかくまとまりやすい
✅ ② ダメージ比較｜毛先への“不要な刺激”が命取りに…
- セルフ：毛先にまで薬剤がつく＝ダメージが蓄積
- 美容室：根元だけをピンポイントで染める＝毛先ノーダメージ
特に、ブリーチ毛・パーマ毛・加齢毛は、重ね染めのダメージに要注意です⚠️
✅ ③ 色持ち＆色ブレの安定感
美容室のリタッチは、
- 染料の濃度
- オキシ（過酸化水素）の濃さ
- 放置時間
すべて髪の状態に合わせて調整しています。
そのため、色のもちが良く、色味が回を重ねるごとに安定していきます。
一方、セルフは薬剤が毎回違う・前回の履歴を無視しがち＝色ブレしやすい＆褪色も早いのが現実です。
✅ セルフカラーは“短期的な満足”、
美容室リタッチは“髪の未来を守る投資”。
たった数千円の差が、半年・1年後の髪質に大きく響きます。
美容師からのアドバイス 「リタッチだけ派」が増えている理由
近年、サロン現場では**「リタッチだけで通うお客様」**が確実に増えています。
その背景には、美容意識の高まりと“髪を守る”という選択肢の浸透があります。
✅ 全体カラーは「イベント前」だけでOK？
美容師目線でも、
- 普段はリタッチでキレイをキープ
- 特別なときだけ全体染めでイメチェン
というバランスの取り方は非常におすすめです。
これにより…
- ダメージを抑えられる
- 色の安定感が続く
- 美容代を抑えつつ、きれいな状態をキープ
という“無理のない美容習慣”が成立します。
✅ リタッチだけでも「印象は十分変わる」
根元が伸びっぱなしの状態は、意外と見られています…！
でも逆に、リタッチするだけで
- 清潔感が出る
- 髪のツヤがよみがえる
- 顔全体の印象がパッと明るくなる
といった即効性のあるイメージアップ効果があるんです。
✅ 時間もコストも上手にコントロールできる時代へ
- 「カラーだけで2時間も取れない」
- 「でもちゃんとした髪でいたい」
そんな人にとって、リタッチはまさに“賢い選択肢”。
美容室でも、リタッチ専用メニューを導入するサロンが増えてきています。
✅ 「リタッチだけ」＝“手抜き”ではなく“スマートなヘア管理”。
プロと二人三脚で、髪を美しく保つ新しい習慣として定着しつつあります。
リタッチだけでも美容室へ行くべき、納得の理由
市販のカラー剤は手軽で便利。
けれど、髪のダメージ・色ムラ・仕上がりの不安定さなど、見えないリスクも多く含んでいます。
「リタッチだけでも美容室で」という新しい選択。
美容師から見ても、“賢く髪をキレイに保つ方法”として最もおすすめなのが
この「プロのリタッチ習慣」です。
市販カラーでのダメージに悩んでいた方、今後のヘアケアに不安がある方は、ぜひ一度、**「リタッチだけで通ってみる」**という選択肢を検討してみてください。
美容は“続けられる形”がいちばんです！
無理なく、でもしっかりキレイ。
プロの力を借りて、自分の髪にもっと自信を持てる毎日を✨
