こんにちは。心の深呼吸のお手伝いをするオーロラです。
過去を悔やみ、未来を心配する時間
私たちは一日のうち、どれくらいの時間を「今、ここ」で過ごしているでしょうか?
朝起きて、昨日言ってしまった一言を後悔したり、「あの時、こうしていれば…」と過去の出来事を何度も頭の中で再生していませんか。
また、仕事の締切や来月の支払いを心配し、漠然とした将来の不安にそわそわしたり、「もし失敗したらどうしよう」とまだ起こってもいない未来のシナリオに怯えていませんか。
私たちの心は、まるで時間旅行者のように、常に過去と未来を行ったり来たりしています。そして、その旅に夢中になるあまり、一番大切な場所、つまり「今」という名の家に鍵をかけてしまっているのです。
なぜ「今」が大切なのに生きられないのか?
「今を生きるのが大切」とはよく聞きますが、なぜ私たちはそれが難しいのでしょうか。
それは、過去や未来の思考が私たちに安心感を与えてくれるからです。
過去の反芻
過去の経験を振り返ることで、「次こそは失敗しないぞ」という準備や、自分を守るための教訓を得ようとしています。
未来の心配
未来を予測し、備えようとすることで、「コントロールできている」という錯覚や安心感を得ようとしています。
しかし、その「安心感」は一時のもの。実際には、過去は変えられず、未来は予測不可能で、私たちがコントロールできるのは「今の行動」だけなのです。
今を取り戻すための心のストレッチ
過去や未来に飛び立つ心のクセを少しずつゆるめ、今という瞬間に優しく着地するための簡単なストレッチを試してみましょう。
1. 意識の「アンカー」を下ろす
不安や後悔で心がざわつき始めたら、無理に思考を止めようとせず、意識を体の感覚に戻します。
五感に集中する
今飲んでいるコーヒーの温度、手のひらに触れている椅子の感触、窓から聞こえる鳥のさえずり。何でも構いません。「今、感じていること」に意識を向け、心の錨を下ろします。
深呼吸をする
鼻からゆっくり息を吸い込み、口から長く吐き出す。ただそれだけで、思考から離れ、「今」の体に意識が戻ってきます。
2. 「すべきこと」ではなく「したいこと」を選ぶ
過去や未来は、「〇〇すべき」「〇〇しなくては」という義務感でいっぱいです。
毎日の中で、5分でもいいから「今、私は何がしたい?」と自分に問いかけてみてください。
「すべき」明日までにこのメールを返さなくては。
「したい」そうだ、ちょっとだけベランダに出て空を見上げよう。
この小さな「したい」を選ぶ瞬間こそが、過去と未来の重荷から降りて、今という瞬間を自分自身の意志で生きる喜びにつながります。
今を生きることは「わがまま」ではない
「今を生きる」とは、無責任に過去を無視したり、未来の準備を怠ることではありません。
それは、過去の教訓を活かしつつ、未来の目標に向かって、今、この瞬間のエネルギーと集中力を100%使うということです。
過去への後悔や未来への不安という重いリュックサックを一旦下ろして、目の前の道をしっかりと踏みしめてみませんか。
あなたの「今、ここ」にある小さな一歩が、きっとあなたの人生を最も豊かなものにするはずです。
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